家庭向けと企業向けの配達
まず、これから軽運送業をはじめようよ思っている方にとって、どんな仕事をするのかは当然気になるところです。
一言で説明すると、「顧客からの依頼により軽の車両で運べるものは何で運ぶ」ということになります。
クロネコヤマトや佐川急便ののような宅配では、みなさんご存知の通り、食料品から衣服、日用品などなんでも運びます。
その他の企業からの依頼では、お弁当、飲料水、ウォーターサーバーの水、医薬品、自動車部品、灯油、本、ティッシュなどなど、軽の車両に積めるものならなんでも運びます。
軽運送業では運ぶ商品というよりも、配達先がどこなのかの方が重要になります。配達先は、一般家庭向け配達と企業向け配達に大きく分けることができます。その特徴を詳しく説明します。あくまでも一般的な例です。もちろん仕事の内容によっても異なります。
一般家庭向け配達 |
|
---|---|
企業向け配達 |
|
宅配の仕事はあまりおすすめできません。配達のために長い距離を走っていったけど不在だったなてことはザラです。1個配ったときの単価は120円から150円ぐらいです。都会か田舎かによって金額は違ってきます。マンションが多いところでは数もこなせますが、田舎ではそんなに数も配れません。お中元やお歳暮の時はかなり忙しくなります。
専属定期便 |
|
---|---|
スポット |
|
専属定期便は、「固定便」とも「定期便」とも言われています。
軽貨物運送業で一番多い仕事は、専属定期便です
求人広告に出ている仕事で一番多いのが、この専属定期便です。
専属定期便は、会社の配送を軽貨物ドライバーが社員に代わって行います。社員は営業やセールスに専念して、軽貨物ドライバーが配送を担当する「外注」のような存在です。休日以外は毎日終日仕事があるため、ドライバーは収入が安定するので喜びます。
定期便とは逆に、スポットを専門に行っている運送会社もあります。赤帽はまさにその例です。定期便と違って急な依頼に対応するため委託料は高く、スポット専門に仕事を受けている軽貨物ドライバーも多くいます。
しかし、不景気でスポット便の依頼は減り続けています。週に3日もこの仕事があれば十分生活できますが、全然仕事がないと収入もなく、開店休業のような状態です。スポット専門をあきらめて専属定期便を希望するドライバーも増えています。